ギリシャひとり旅~アテネ~サントリーニ編~2017年12月
白い建物に青い屋根と海・・・。そんな写真を見かけて行きたくなった今回の旅。
そうだ、ギリシャに行こう。
目指すのは写真で見た「サントリーニ島」です。
エーゲ海に浮かぶこのきれいな島は春から夏にかけて観光真っ盛り。夏の海と日差しに真っ白な家や教会と真っ青なその屋根が映えて何とも言えない美しさなのです。
・・・が、実際私が行ったのはそのシーズンと真逆の冬のサントリーニ。
ギリシャに行きたくなったのが秋口だったので・・・(笑)
さて、そんなわけで向かったサントリーニですが、まずは玄関口となるアテネへ。
夕方に到着したアテネだったのですが、日照時間が短く、気温も低くなったアテネは夕暮れから、それでもオープンカフェでお喋りしたりワインを楽しんだり・する人たちの姿や暖を取る為のガスストーブの明かりで華やいでいました。
翌日の早朝便でアテネからサントリーニへ飛び立つのでそれまでの間その景色の仲間に入りたくて、そそくさとホテルに荷物を預けてカフェ、レストラン、バルなどを巡ったのでした。
翌日のサントリーニへ行くのはヨーロッパでおなじみ、格安航空券で有名なRyan air。格安航空あるあるの早朝出発となるので、それに合わせて朝の4時からアテネの空港行きのバス停でバスを待ちます。
真っ暗な中、バスが到着したので、同じく早朝に出発する人たちと一緒にバスに乗り込みます。
到着したアテネの空港は早朝にもかかわらずたくさんの人で溢れていました。
そして向かったサントリーニ。
機内から見る景色は日が昇り、雨雲を背景に虹がかかる様子が見えました。
・・・そう、雨雲です。
あいにくの土砂降りで、真っ先にこの地で購入したのは折りたたみ傘でした。
滞在時間も短いので晴れてくれることを切望しながら、到着したのは朝の8時。
これから向うのは、写真で見た景色がある「イア」という町です。
バスで1時間もしないうちにイアに到着しました。
海を目指して真っ白な壁の迷路のような街中を歩いていきます。
嬉しいことに徐々に雨が止んで、雲の色も明るくなってきました。
真っ白な壁と雲りのおかげでモノクロな景色を見ながら歩いているので、時々見かける、表札や花など色のついたものが恋しくなりながら歩き続けていくと、ついにその絶景が現れたのです。
白い建物に青い屋根と海・・・。この国に来ようと思ったきっかけの景色が目の前に広がっていました。
オフシーズンということもあり、人もいない、音もしない中で広がる青と白だけの景色。目を奪われました。
ここに来るまで歩いた道のモノクロの景色から一気に色がついた世界に来たみたいな不思議な感覚でした。
この景色を見たのはたったの15分程度でしたが、これだけの為に来る価値はあったと思います。
この他にも教会や、オフシーズンでも空いているお店などを覗いたりして冬のサントリーニを後にしたのでした。
因みに、最後は奇跡的に晴れて、太陽とビールを楽しみながらのサントリーニ・・・なんて時間も過ごせたり。
魅力の詰まった場所でした。
また行けたらいいなと思いますし、冬でもお勧めできる場所だなと思っています。
旅、出たくなりますね。
また次回もどこかの旅のお話をしたいと思います。