ブルネイひとり旅~放置国家なブルネイ編~2018年2月
今回は2018年、ブルネイを旅した時のお話をしたいと思います。
東南アジアを旅してあと2か国で制覇!という中で選んだ、ブルネイ。
人口は約40万人ほどのイスラムの香りが強い国です。
東南アジアの中ではちょっと珍しく、経済的に豊かな国で、観光地は数えるほどですが、その中に7つ星ホテルがあったり(ホテルが観光地扱い・・・)します。
気温は東南アジアらしく高めで、2月に訪れた時も日中は32~3度はあり、とても暑かったです。
そのブルネイですが、徒歩圏内に見どころがいくつかあるので、観光の際は歩いて回ることも多かったです。
市場、公園、博物館、モスクなどが比較的近くにあり、歩いて移動ができるのですが、そこで驚いたことがありました。
歩いて回るのですが、案の定、道がわからないことも多くあり、スマホの地図だよりに歩いたりしていたのですが、お手上げ!!となる時ってありますよね。
私は海外で迷子になることが多々あるので、結構早めにあきらめて周りの人に道を聞くんですが・・・
なんとこの国、道を歩いている人が極端に少ないのです!
なぜ・・・。
迷っても道を聞くことができないではないか・・・。
その理由は、冒頭でもお話しした、このブルネイという国が経済的に豊かであることに起因していたのです。
暑い中、きれいに舗装された道路にはきれいな車がバンバン走っているのです。
気温32度の日差しが照った日中。自動車の所有率が高いこの国では、わざわざ暑い中、外に出て歩くなんてことはしないのです。
彼らは、エアコンの効いたきれいな車の中で快適に移動するのです。
なので・・・
誰も捕まらない!
そして暑い・・・。
これまで旅してきた東南アジアはどこもかしこも人で溢れていましたし、日本人の私は恐らく良いカモに見えるのか、タクシーに乗らないか、何しに来たんだ、お土産買っていかないかと割と話しかけられることも多かったのです。
それなのにこの国は・・・日本人が珍しいなんてそぶりをちっとも見せないし、そもそもそんなそぶりを見せる人自体がいないのです。
なんだろう、私にだれか話しかけてくれーーーーー!!!!!
と謎の欲求にかられるくらい放置されます。
東南アジアが「どこでも日本人だからって構ってあげると思うなよ」と言っているのか。
洗礼なのか・・・。
とか、勝手に思うくらい放置されながら結局自力で目的地に辿り着けるくらいの放置されっぷりでした。
もちろん、そんなことを書きましたが、実際は、連日同じカフェに入ってお茶していれば「また来たのか」、「何人なんだ」「この国で観光なんて変わっているな」なんておしゃべりをしてくれますし、7つ星ホテルではフロントスタッフさんが頼んでもいないのにロビーで写真を撮ってくれたり(笑)、掃除中のお兄ちゃんがタクシー待ちの間には英語の練習を兼ねておしゃべりしてくれたりして、暖かい人たちがたくさんいる国です。
土ぼこりと気温の高さで汗だくホコリまみれ・・・な東南アジアの国々
の後に体験する整備されたコンクリートの照り返しとこじゃれた車の通りすぎる姿と、予想外の放置感。
東南アジア、ここにきてまた侮れなさをもて来るとかニクイ・・・。
そんなトキメキを感じたブルネイだったのでした。
ちょっとしたアジア旅ででちょっと放置されてみたくなった方、ブルネイの旅行なんていかがでしょうか。
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